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出世レース分析(3歳クラシック編③)

出世レース分析(3歳クラシック編)
    ~皐月賞を考えるパート3~


今回はパート1パート2に続き

ラジオNIKKEI杯
ホープフルS


を分析していきたいと思います。

ラジオNIKKEI杯 阪神2000m  注目度★★★★☆

レース映像はこちら

1着ダノンバラード 2:02.2
2着オールアズワン クビ
3着コティリオン   1/2馬身


 09'ヴィクトワールピサ、08'ロジユニヴァースと2年連続でクラシック優勝馬を輩出しているラジオNIKKEI杯2歳S。しかも、92'以来偶数年の優勝馬は06'優勝馬のフサイチホウオー以外は全て後にGIで勝利しているという“出世レース”です。当然、偶数年の勝ち馬にあたる今年の勝ち馬ダノンバラードは期待してしまいますが、果たしてどんなレース内容だったのでしょうか。

92'ナリタタイシン⇒皐月賞1着
94'タヤスツヨシ⇒ダービー1着
96'メジロブライト⇒天皇賞春1着
98'アドマイヤベガ⇒ダービー1着
00'アグネスタキオン⇒皐月賞1着
02'ザッツザプレンティ⇒菊花賞1着
04'ヴァーミリアン⇒GⅠ9勝
08'ロジユニヴァース⇒ダービー1着
10'ダノンバラード⇒?

【ラップ分析】

 このレースの勝ち馬がクラシックで好走できるかどうかを見極めるためにはある条件があります。注目すべきは勝ち時計です。過去10年で良馬場だった年のラジオNIKKEI杯を速い順に並べていくと

              皐月賞orダービーの最高着順

00'アグネスタキオン(2.00.8)⇒皐月賞1着
09'ヴィクトワールピサ(2.01.3)⇒皐月賞1着
03'コスモバルク(2:01.6)⇒皐月賞2着
08'ロジユニヴァース(2.01.7)⇒ダービー1着
05'サクラメガワンダー(2:01.9)⇒皐月賞6着
06'フサイチホウオー(2.02.1)⇒皐月賞3着
01'メガスターダム (2:03.4)⇒ダービー4着
04'ヴァーミリアン(2:03.5)⇒皐月賞12着

 競馬は時計ではないといいますが、ラジオNIKKEI杯の勝ち時計が優秀な馬ほど、その後の皐月賞orダービーで好走する傾向にあります。特にズバ抜けて速かったアグネスタキオンが勝った00'は勝ち馬だけでなく、

2着ジャングルポケットダービー1着
3着クロフネNHKマイル1着

といずれも春の主役になるというHレベルなレースでしたし、次に速かった09'も勝ち馬ヴィクトワールピサ皐月賞1着だけでなく、

3着ダノンシャンティNHKマイル1着
4着ヒルノダムール皐月賞2着

と春のGⅠ好走馬を輩出しています。具体的に勝ち馬が皐月賞orダービーで好走するための基準を示すと、ラジオNIKKEI杯を2.01.7秒以内で走破することです。過去10年でこの条件に当てはまる勝ち馬はいずれも皐月賞orダービーで連対しています。

 では今年のラジオNIKKEI杯に当てはめるとどうでしょうか。今年の勝ち馬ダノンバラードの走破時計は2.02.2なので、過去のデータ的にはそれほど強気にはなれません。もちろん、06'1着フサイチホウオー(2.02.1)⇒皐月賞3着とハナ差2着だったヴィクトリー(2.02.1)⇒皐月賞1着の例もありますから、皐月賞orダービーでの好走が全く厳しいというわけでもないと思います。

 次にラップを見ていきますが、よく見ると1F~7F目まではヴィクトワールピサが勝った昨年とほとんど同じラップと刻んでいることが分かります。

10'12.7-23.5-36.5-49.2-61.7-74.2-86.5-98.3-110.1-122.2
09'12.6-23.6-36.3-49.2-61.7-74.3-86.5-98.1-109.5-121.3

【10'ダノンバラード 2.02.2】 【09'ヴィクトワールピサ 2.01.7】
ラジNIKKEI

 昨年は8F目から11.6-11.4-11.8と11秒台のラップを連続して刻んだのに対して、今年は11.8-11.8-12.1でしたから、結果的にラスト3Fの差(=決め手の差)が勝ち時計の差にも繋がったと言えます。(ヴィクトワールピサ=上がり34.2秒 ダノンバラード=上がり34.7秒)ちなみに今年の勝ち時計2.02.2は昨年の7位に相当する時計ですし、今年はHレベルだった昨年ほどのレベルにはなかったと思います。

【ラジオNIKKEI杯 結論】

 今年のラジオNIKKEI杯の内容だけでは勝ち時計的にもラップ的にも、皐月賞orダービーで好走できるとは断言はできません。もちろん、前述したように全く厳しい内容だったというわけでもないので、勝ち馬ダノンバラードは今後のレース内容次第では評価を上げて良いのではないでしょうか。


ホープフルS  (中山芝2000m)  注目度★★★★★

レース映像はこちら

1着ベルシャザール 2:00.4
2着ナカヤマナイト  ハナ
3着フェイトフルウォー 3馬身


 今年のホープフルSで注目したいのは、その勝ち時計が非常に優秀であることです。一番時計がかかるAコース最終週で2.00.4は非常に優秀で、他のレースとの比較でも前日の古馬準OP(2200m)の2000m通過を0.3秒上回り、(Cコース替わりで良好な馬場状態になった)翌週の中山金杯と0.6秒しか劣らず、2歳馬のレースとしてはかなりHレベルなレースでした。なお、以下のように過去20年のホープフルSで時計が1~3番目に速かったレースの勝ち馬or2着馬はのちに大舞台でも好走しており、当然08'と最速タイの勝ち時計だった今年の勝ち馬ベルシャザールとハナ差2着のナカヤマナイトは春のクラシックで期待できる存在です。

08'(2.00.4)1着トーセンジョーダン⇒アルゼンチン共和国杯1着 AJCC1着
                  (クラシック前に故障)

06'(2.01.1)2着サンツェッペリン⇒皐月賞2着
01'(2.01.7)1着タイガーカフェ⇒皐月賞2着

【ラップ分析】

今年のホープフルS
12.1-10.9-12.4-12.1-12.6-12.5-12.3-12.1-11.8-12.0(2.00.4)
【前半60.2秒-後半60.2秒】

過去5年の皐月賞
12.2-11.1-12.2-12.1-12.4-12.3-12.2-11.7-11.7-12.2
(2.00.1)
【前半60.0秒-後半60.1秒】

ホープフル

 今年のホープフルSと過去5年の皐月賞のラップを比較すると、やはり(2歳戦のホープフルSと比較すると)皐月賞の方が中盤での中弛みが少なく、より締まった流れになっています。とはいえ、今年のホープフルSは過去20年のホープフルSの中では1000m通過が2番目に速い流れですから、2歳戦としてはかなり急流であったことは間違いありません。実際に過去20年で1000m通過が最も速かった06'の2着サンツェッペリンが皐月賞で15番人気ながら2着、過去20年で1000m通過が3番目に速かった01'の1着タイガーカフェが皐月賞で8番人気ながら2着に来ているように、過去20年で1000m通過が2番目に速かった今年のホープフルSの1・2着馬も皐月賞での好走は期待できます。

 出走メンバー的にも、上位2頭から3馬身以上離れた3着だったフェイトフルウォーらホープフルSの3、5、6、8、9着馬が京成杯で1、3、4,5、6着と上位を独占したことからも、ホープフルSのレベルは高かったといえます。また、2着ナカヤマナイトが前々走で快勝したコティリオンは次走のラジオNIKKEI杯で0.1秒差の3着に来ているように対ラジオNIKKEI杯組で考えても、ホープフルSの上位2頭は優位と見てよく、現状は世代トップに位置する2頭という認識で良いのではないでしょうか。

【最終結論】

皐月賞最有力候補

ベルシャザール
ナカヤマナイト


 ここまで4つのレースを分析してきましたが、現時点ではホープフルSの1・2着馬もっとも皐月賞に近い存在だという結論に至りました。『出世レース』という観点だけなら、ラジオNIKKEI杯や若駒Sに当然注目すべきですが、『勝ち時計・ラップ』という観点からみて最も優秀なのがホープフルSだと思います。そのベルシャザール、ナカヤマナイトは今週の共同通信杯に出走してきますので、当然注目したいところです。ただし、馬券的には、ベルシャザール、ナカヤマナイトに瞬発力勝負が予想される共同通信杯でキレ負けしてもらって、人気が落ちるトライアルか本番で狙いたいとは思っています。

(不死鳥)

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出世レース分析(3歳クラシック編②)

出世レース分析(3歳クラシック編)
     ~皐月賞を展望するパート2~


今回から2回に分けて

皐月賞を展望するパート2

京成杯
若駒S


皐月賞を展望するパート3

ラジオNIKKEI杯
ホープフルS


を取り上げていきます。

ちなみに紹介順=注目度順と考えてもらっていいと思います。

それでは、若駒Sから見ていきましょう。

若駒S  京都2000m 注目度★★★☆☆

レース映像はこちら

近年では

10'1着ヒルノダムール⇒皐月賞2着
09'1着アンライバルド⇒皐月賞1着
06'1着フサイチジャンク⇒皐月賞3着
05'1着ディープパクト⇒皐月賞1着

 と皐月賞好走馬を多数輩出しているように、“皐月賞の出世レース”となりつつある若駒S。今年は朝日杯3着のリベリタスが出走し、ラジオNIKKEI杯組も何頭か出走してきたので、全体の中での朝日杯組の位置づけを確認するという意味でも注目の1戦でした。さて、今年の若駒Sはどのような結果だったのでしょうか。

1着リベルタス 2:01.7
2着ユニバーサルバンク クビ
3着ショウナンマイティ アタマ


【ラップ分析】

11'12.3-10.8-12.4-12.7-12.8-13.2-12.6-11.7-11.4-11.8
10'12.7-10.9-12.6-12.9-13.1-13.2-12.8-11.7-11.1-11.0
09'12.7-11.4-12.1-12.2-12.7-12.9-12.6-12.4-11.5-11.7
08'12.8-12.1-13.0-12.9-12.8-12.9-12.5-12.0-11.5-11.9
07'12.9-11.8-13.4-13.4-13.3-13.3-12.4-11.7-11.3-11.7
06'12.7-11.9-13.2-13.0-12.9-13.1-12.0-11.4-11.3-11.5

11' 【61.0-60.7】2.01.7 1着リベリタス
10' 【62.2-59.8】2.02.0 1着ヒルノダムール
09' 【61.1-61.1】2.02.2 1着アンライバルド
08' 【63.6-60.8】2.04.4 1着ジュウクリュウシン
07' 【64.8-60.4】2.05.2 1着モチ
06' 【63.7-59.3】2.03.0 1着フサイチジャンク

 武豊J騎乗のイデアが逃げた流れは1000m通過61.0秒とこのレースとしては過去10年で2番目に速い流れ。とはいえ、レース内容としてはテンの3Fこそ35.5秒とこのレースとしては速かったものの、12.7-12.8-13.2-12.6=51.3秒中盤に大きな中弛みラスト3Fからのスパート11.7-11.4-11.8)という例年通りの上がり勝負の競馬でした。ちなみに過去10年の若駒Sで勝ち時計が速い順に並べると、以下のように勝ち時計が上位の3頭はいづれも皐月賞で連対しており、今年の勝ち時計(2.01.7)は2位に相当します。(ただし、今年は例年よりも若干馬場状態が良かったです。)

11'(2.01.7)1着リベリタス⇒皐月賞?着

1位05'(2.00.8)1着ディープインパクト⇒皐月賞1着
2位10'(2.02.0)1着ヒルノダムール⇒皐月賞2着
3位09'(2.02.2)1着アンライバルド⇒皐月賞1着

 とここまで書くと、勝ったリベリタスは皐月賞でも期待できそうですが、不安な点もないわけではありません。確かにレース内容は優秀だったかもしれませんが、メンバー的にラジオNIKKEI杯14着のユニヴァーサルバンクと8着のショウナンマイティ相手に辛勝だったのは不甲斐ない内容ですし、ゴール前の脚色は追い出しが遅れたショウナンマイティの方が上回っていたのは事実です。しかも、過去10年の中で若駒Sを勝ち、皐月賞でも好走した馬は以下のようにいずれも上がり最速をマークしていただけに、上がりがメンバー中5位だったリベリタスはデータ的に不安があります。

10'1着ヒルノダムール(皐月賞2着)⇒若駒Sで上がり最速
09'1着アンライバルド(皐月賞1着)⇒若駒Sで上がり最速
06'1着フサイチジャンク(皐月賞3着)⇒若駒Sで上がり最速
05'1着ディープパクト(皐月賞1着)⇒若駒Sで上がり最速

 また、今回のレースで中距離以上では朝日杯上位馬<ラジオNIKKEI杯上位馬なのではないかという可能性が高まっただけに、現段階ではリベリタスが皐月賞で信頼できる存在とは思えません。この馬の皐月賞での取捨は皐月賞トライアルの内容次第で判断したいと思います。

【若駒S結論】

注目馬なし

 近年は、皐月賞への出世レースとなっているだけに軽視はできませんが、この組の取捨は次走以降のレースで判断したいと思います。


京成杯  中山2000m  注目度★★★★☆

レース映像はこちら

1着フェイトフルウォー 2:00.9
2着デボネア      ハナ
3着プレイ       2.1/2   


【ラップ分析】

11'12.6-11.0-12.4-12.0-12.3-11.9-12.1-12.1-12.1-12.4
10'12.5-11.1-13.6-12.7-13.3-12.6-12.6-12.4-11.4-11.4
09'12.1-11.5-12.6-12.6-13.2-12.6-12.6-11.7-11.6-12.2
08'12.5-10.7-12.6-12.0-13.0-12.6-12.9-12.0-12.4-12.2
07'12.6-11.6-13.4-12.2-12.5-12.1-12.2-11.4-11.4-12.2

 ここ数年のラップで目立つのは2角~向こう正面~3角にあたる3F~7Fにかけて、12秒台後半~13秒のラップを刻む“中弛み”があるということです。レース全体としては、テンが速く⇒中盤で大きな中弛み⇒直線で再び加速とレース中に何度かギアチェンジが求められたレースでした。それに対し、今年は3F以降一貫して12秒前後のラップを刻み続けるラップで、“持続力が問われたレース”だったと言えます。

 今年の京成杯は中弛みがなく持続力が問われたレースだったので、本番(皐月賞)に非常に近い流れだったといえます。以下は過去5年の皐月賞平均ラップと今年の京成杯のラップを比較したものですが、かなり類似したラップになっており、今年の京成杯は本番(皐月賞)とリンクする可能性が非常に高いと言えます。むしろ、中盤のラップに着目すれば、今年の京成杯のラップは本番(皐月賞)よりも、締まった流れでした。ちなみに、過去5年で今年のラップに最も近いラップだった07'は、その勝ち馬サンツェッペリンが皐月賞でも15番人気ながら2着に来ています。

京成ラップ

 当然、勝ったフェイトフルウォー、これにハナ差迫ったデボネア(前走は小倉の最終週ながらレコード勝ち)は皐月賞でも、当然注目の存在です。ただし、ホープフルS3、5、6、8、9着馬が京成杯でも1、3、4、5、6着と上位を独占したので、ホープフルSの1、2着馬もそれ以上に評価しなければならないということもおさえておいて下さい。(ホープフルSに関しては後述します。)

1着フェイトフルウォー⇒ホープフルS3着
3着プレイ⇒ホープフルS5着
4着マイネルメダリスト⇒ホープフルS8着
5着メイショウトチワカ⇒ホープフルS6着
6着マイネルギブソン⇒ホープフルS9着

【京成杯結論】

◎注目馬

フェイトフルウォー
デボネア


 この2頭は他路線の馬と比べて本番(皐月賞)に近いペースをすでに経験している点は強みです。今後、Sペースの皐月賞トライアルなどでキレ負けして、本番で人気を落とすようなら穴馬の資格は十分あると思います。


とここまで、京成杯&若駒Sの分析でした。

 明日アップする『皐月賞を考えるパート3』では、ラジオNIKKEI杯ホープフルSの分析、さらに最終結論として現時点の皐月賞最有力馬を発表したいと思います。果たしてどの馬が皐月賞最有力馬なのか、乞うご期待ください。

(不死鳥)


出世レース分析(3歳クラシック編①)

出世レース分析(3歳クラシック編)
    ~皐月賞を展望するパート1~


 以前に2歳戦の出世レースを分析しましたが、“伝説の新馬戦”(菊花賞当日の芝1800m)を勝ったダノンバラードがその後にラジオNIKKEI杯を勝って一気にクラシック候補になったように、今年も出世レースぶりを発揮しています。

出世レース分析~野路菊S&札幌2歳S~
出世レ-ス分析~2歳牡馬編~
出世レース分析~2歳牝馬編~

 今回は前回までの続編として2歳後半~ここまでの3歳戦の中から『出世レース』をPICK UPしていきます。また、これと関連して皐月賞の展望もやっていきたいと思います。『なぜ、今頃皐月賞の展望を!?』と思われるかもしれませんが、まず以下のデータを見て下さい。

 以下のデータは、過去10年の皐月賞の3着以内馬30頭の1月4週目終了時点での勝数と()内はその時点までのOP以上の実績を表しています。なお、太文字のレース名は1800m以上のレースです。

10'
1着ヴィクトワールピサ⇒3勝(ラジオNIKKEI杯1着
2着ヒルノダムール⇒2勝(若駒S1着
3着エイシンフラッシュ⇒3勝(京成杯1着

09'
1着アンライバルド⇒2勝(若駒S1着
2着トライアンフマーチ⇒1勝
3着セイウンワンダー⇒3勝(朝日杯1着)

08'
1着キャプテントゥーレ⇒2勝(野路菊S3着、デイリー杯1着)
2着タケミカヅチ⇒1勝(デイリー杯2着)
3着マイネルチャールズ⇒3勝(京成杯1着

07'
1着ヴィクトリー⇒1勝(ラジオNIKKEI杯2着
2着サンツェッペリン⇒2勝(京成杯1着
3着フサイチホウオー⇒3勝(ラジオNIKKEI杯1着

06'
1着メイショウサムソン⇒2勝(中京2歳S1着、東スポ杯2着
2着ドリームパスポート⇒1勝(京都2S2着
3着フサイチジャンク⇒3勝(若駒S1着

05'
1着ディープインパクト⇒2勝(若駒S1着
2着シックスセンス⇒1勝(京成杯2着
3着アドマイヤジャパン⇒2勝(京成杯1着)

04'
1着ダイワメジャー⇒1勝
2着コスモバルク⇒4勝(ラジオNIKKEI杯1着
3着メイショウボーラー⇒4勝(朝日杯2着)

03'
1着ネオユニヴァース⇒2勝(中京2歳S3着
2着サクラプレジデント⇒2勝(札幌2歳S1着、朝日杯2着)
3着エイシンチャンプ⇒3勝(京都2歳S1着、朝日杯1着)

02'
1着ノーリーズン⇒1勝
2着タイガーカフェ⇒2勝(ホープフルS1着
3着タニノギムレット⇒2勝(シンザン記念1着)

01'
1着アグネスタキオン⇒2勝(ラジオNIKKEI賞1着
2着ダンツフレーム⇒3勝(野路菊S1着
3着ジャングルポケット⇒2着(札幌2歳S1着 ラジオNIKKEI2着

 上記のデータを見て、まず気がつくのが全頭が1月末時点で1勝以上しているという点です。当たり前のことですが、皐月賞を目指すにはローテーション的に現時点で最低限1勝はしていないと厳しいようです。さらに、過去に皐月賞で3着以内に好走した馬のほとんどが現時点でOP以上のレースで好走していたという点も注目しなければなりません。しかも、その多くはラジオNIKKEI杯、京成杯、若駒S、ホープフルSといった中距離の重賞orOP特別がほとんどです。つまり、現時点までに行われた中距離の重賞~OP特別の好走馬を分析していけば、皐月賞を展望することは可能なのです。次回以降、以下の4つの中距離重賞orOP特別を分析していくことで、皐月賞を展望していきたいと思います。

ホープフルS
ラジオNIKKEI杯
京成杯
若駒S




出世レ-ス分析~2歳牡馬編~

出世レ-ス分析~2歳牡馬編~

  前回の出世レ-ス分析では、2歳牡馬路線は野路菊Sのウインバリアシオンが一歩抜けていると書いたが、その後ライバルは出現したのか、出世レ-スから分析したい。

まず最初に分析したいのは、近年 『伝説の新馬戦』 として有名な菊花賞当日の新馬戦(芝1800m)

新馬戦(菊花賞当日の芝1800m)

ダノンバラード

  もともと以前は菊花賞当日の新馬戦は、芝2000mで行われていたが、06'に条件が芝1800mへ変更されると、初年度から後に重賞戦線で活躍するヒカルオオゾラ(1着)を輩出。翌年の07'は2000mに条件が戻されたが、08'に再び条件が芝1800mへ変更されると、以下のように2年で5頭のGⅠ馬を輩出し、まさに『伝説の新馬戦』となった。

新馬戦(菊花賞当日・芝1800m)

2009年(11頭立て)

1着 ローズキングダム⇒朝日杯1着・ダ-ビ-2着・菊花賞2着
2着 ヴィクトワールピサ⇒皐月賞1着・ダ-ビ-2着

2008年(11頭立て)

1着 アンライバルド⇒皐月賞1着
2着 リーチザクラウン⇒ダ-ビ-2着
3着 ブエナビスタ⇒桜花賞1着・オ-クス1着
4着 スリーロールス⇒菊花賞1着

 今年も10頭立てながらディープ産駒のダノンバラードフェアープライド、ブロードストリートの半弟ブルースビスティー、菊花賞馬ビッグウィークの半弟タイセイジーニアス等、『伝説の新馬戦』に恥じない好メンバーが揃った。
 そして、このレ-スを制したのはディープインパクト産駒のダノンバラード。レ-スでは好スタートから好位の4番手を追走。直線に入ると馬なりのまま先頭に迫り、残り1Fあたりで先頭に立つ。ここから軽く仕掛けられると後続を2馬身突き放し、最後は手綱を抑えてゴールイン。直線の走りは能力溢れる走りで、着差以上に強い競馬だった。レースセンスも良く、器用さが求められる競馬にも向きそう。
 ダノンバラ-ドの母はアイルランド産でクイーン賞GⅢ・TCK女王盃GⅢの勝ち馬で、半兄には京都新聞杯2着のロードアリエスがいる血統。NHKマイルを勝ったダノンシャンティら同様にヘイローの3×3のクロスを持っており、高い瞬発力を内包している可能性もある。鞍上の武豊Jも『これまで(乗ったディープ産駒)とは違う。』とコメントしており、順調にいけば来年のクラシックを展望できる1頭といえる。

次に紹介したいのは萩S

萩S(OP)

ショウナンマイティ

 『伝説の新馬戦』同様、京都の芝1800mを舞台に行われる萩S。こちらも偶然にも、2002年に京都の芝1800mで施行されているようになってから『出世レース』となっているレースである。翌年の2003年には後に天皇賞(春)を制するスズカマンボが勝つと、下記のように次々と出世馬を輩出している。特に05'はわずか8頭立てながら、1~4着馬が後にGⅠで大活躍し伝説のレースとなった。(なお、この時シンガリ負けだったのが、後に兵庫へ移籍して活躍するチャンストウライである。)

萩S

09'1着コスモファントム⇒ラジオNIKKEI杯2着、ダートダービー2着
09'3着エイシンフラッシュ⇒皐月賞3着、ダービー1着
07'1着フローテーション⇒菊花賞2着
05'1着フサイチリシャール⇒朝日杯1着
05'2着ドリームパスポート⇒皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞2着
05'3着ロジック⇒NHKマイル1着
05'4着メイショウサムソン⇒皐月賞1着、ダービー1着

 今年、このレ-スを制したのはショウナンマイティ(父マンハッタンカフェ)。レースでは1000m通過62.1秒のSペースを後方3、4番手で追走。直線では大外をぶん回しながらも、唯一の33秒台である33.6秒の末脚で一気にまとめて差し切った。ケタ違いの瞬発力を持っており、先々が非常に楽しみになるレース内容だった。

 また、この馬が勝った新馬戦(最終週の阪神1800m)も3年連続でGⅠ馬を輩出し続けている『出世レ-ス』として有名で、過去3年だけで後の出世馬を多数輩出している。

09'3着ダイワバーバリアン⇒朝日杯3着 NHKマイル2着
09'6着エイシンフラッシュ⇒皐月賞3着、ダービー1着
08'1着ロジユニヴァース⇒ダービー1着
07'1着アーネストリー⇒宝塚記念2着、天皇賞(秋)3着
07'2着トールポピー⇒阪神JF1着、オークス1着
07'8着キャプテントゥーレ⇒皐月賞1着

当然、出世レ-スを連勝し、出世街道まっしぐらのショウナンマイティも来年のクラシック候補の1頭として期待できる。次走は暮れのラジオNIKKEI杯を予定しているそうで、ぜひその動向には注目したい。

(不死鳥)


出世レース分析~2歳牝馬編~

出世レース分析~2歳牝馬編~

出世レースから見る
【今年の2歳牝馬展望】

まずは既出の札幌2歳Sの復習を。

札幌2歳S(GⅢ)

以前に“牝馬の出世レ-ス”として紹介した『札幌2歳S』 。過去10年の札幌2歳Sにおいて、牝馬は【0-2-3-19】と苦戦を強いられているが、以下のように3着以内に来た5頭はいずれものちに出世している。まさに、札幌2歳Sは牝馬にとっての『出世レース』といえる。この時期に1800mという距離で牝馬が牡馬と互角に戦えることが能力の証なのだろう。

06'3着イクスキューズ⇒フラワーC1着
03'2着アズマサンダースチューリップ賞2着 桜花賞2着  
03'3着ヤマニンシュクル阪神JF1着 桜花賞3着
01'2着マイネヴィータ⇒フラワーC2着
00'3着テイエムオーシャン桜花賞1着 秋華賞1着

 レ-スでは共に新馬戦を圧勝した牝馬のアヴェンチュラアドマイヤセプタ-が牡馬相手に2・3着の大健闘。
当然、上記の5頭同様に暮れのGⅠ、そして来年の牝馬クラシックを賑やかす存在になるだろう。

そして今回新たに注目したいのは『デイリー杯2歳S』

デイリ-杯2歳S(GⅡ)

 2歳牝馬路線ではこちらも牡馬相手にデイリ-2歳Sを勝ったレ-ヴディソ-ルに触れておきたい。レースでは4角手前から抑え切れない手応えでポジションを上げ、直線大外に持ち出されると末脚を爆発。唯一の33秒台の上がり33.7秒というまさに一頭“次元の違う末脚”で差し切った。もともとデイリー杯2歳Sは

03'1着メイショウボーラー⇒フェブラリーS1着
07'1着キャプテントゥーレ⇒皐月賞1着
08'2着ローレルゲレイロ⇒高松宮記念1着・スプリンターズS1着

等、のちのGⅠ馬を輩出してきており、その他にも後のGⅠ好走馬・重賞馬を多数輩出している出世レース。なかでも2009年は当時は世代で最も評価が高かったリディル(後に故障)を筆頭に下位馬からも後の重賞馬を多数輩出したようにHレベルだった。

09'
1着リディル
2着エイシンアポロン⇒京王杯1着 朝日杯2着
3着ダノンパッション
4着ダイワバーバリアン⇒朝日杯3着 NHKマイル2着
6着タガノエリザベート⇒ファンタジーS1着
7着エーシンホワイティ⇒ファルコンS1着 


では、今年のデイリ-2歳Sのラップとその去年を比較してみたい。(なお、同日の1000万条件の比較から馬場レベルは同等と考えられる。)

【今年】1.33.6(レーヴディソール 4角=9番手 上がり=33.7秒)
12.1-10.8-11.6-12.5-12-11.5-11.6-11.5
半マイル=47.0 上がり3F=34.6

【去年】1.33.7(リディル 4角=9番手 上がり=33.8秒)
12.1-11-11.4-12.3-12-11.7-11.4-11.8
半マイル=46.8 上がり3F=34.9

 半マイル・1000m通過は0.2秒しか変わらない流れで、その差が僅かに上がりに影響した程度で今年も去年とほぼ同内容。勝ち時計的にもほぼ同じレベルであったいえる。レーヴディソール同様にリディルも同じく4角9番手から直線では大外から一気の差し切っており、この2頭は似た流れのレースを同じような競馬で勝ったことになる。むしろ、0.2秒とはいえよりスローな流れをより速い上がりを使って差し切ったレーヴディソールを評価すべきか。いずれにしても、当時は世代で最も評価の高かったリディルと同等以上の力を持っており、エイシンアポロンら2着以下のその後の成績からも、今年のレーヴディソールは強気になれる。ましてや牝馬限定では無敵とさえを思えてしまう。07'阪神JFは姉のレーヴダムール (2着)がアヴェンチュラの全姉トールポピー(1着)に敗れており、今年はレーヴディソールアヴェンチュラとの妹対決を制し、姉の雪辱を果たせるかに注目したい。

(不死鳥)


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