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【復習】天皇賞(春)回顧

天皇賞(春)回顧

【展開&ラップ分析】

先頭が何度も入れ替わる異例の展開!?

 逃げ馬候補のナムラクレセントが出遅れて、ハナに立ったのがゲシュタルト。ゲシュタルトが作り出した流れは1000m通過64.2秒と超Sペース。以下のグラフを見て分かるように、前半のラップが例年と比べて明らかにスロー。
 
春天②

 さすがにこの流れに耐えかねたコスモヘレノスが1週目のスタンド前で先頭に立つのを皮切りに、1角目付近ではトゥザグローリーが先頭に立つと、向こう正面ではナムラクレセントが一気に捲くって先頭へと何度も先頭が入れ替わるという珍しい展開。見てる側からすると非常に面白いレースだったが、何度も先頭が入れ替わるレースは逃げ馬や直後にいた先行馬らにとっては非常にスタミナが消耗させられるレースだったことも事実。ハナに立つまでの間は速いラップを刻む⇒ハナに立つと安心してペースを落とすの繰り返しで、記録されるラップ以上にラップの落差があったはずだ。特にトゥザグローリーがハナに立ちペースを一気に落として13.9秒がマークされた9F目のあたりは顕著。さらに、そこからナムラクレセントが一気に捲くって先頭に立つと、ペースを落とさずに残り6F目地点で早くもロングスパートを開始したものだから、それまで緩い⇒速い⇒緩い⇒速いの繰り返しでスタミナをだいぶ消耗させられていた先行馬にとっては厳しい展開だった。事実、最後にハナに立ったナムラクレセント以外は(ハナに立った順で)ハナに立った馬は大凡走することになった。

1番目に先頭ゲシュタルト=17着
2番目に先頭コスモヘレノス=14着
3番目に先頭トゥザグローリー=13着
4番目に先頭ナムラクレセント=3着

こちらも異例の6Fスパート!?

 今年の春天のラップが例年のラップとの比較で大きく違うのが、例年とはスパート地点が違うということ。例年は、以下の表を見てわかるように、3角の下りを利用した残り4F目からの一気のスパートが行われるのがデフォルト。それに対して今年の春天は、和田J騎乗のナムラクレセントが向こう正面~3角に当たる上りの位置から12.0-12.2と一気のスパートをかけたため、事実上の6Fスパートとなった。

春天①


 その結果、以下で示したように上位を占めたのはいずれも6Fスパートだった大阪杯阪神大賞典の上位馬。逆に5Fスパートだった日経賞組は凡走という極端な結果になったのは偶然ではないだろう。

春天③

1着ヒルノダムール⇒大阪杯1着
2着エイシンフラッシュ⇒大阪杯3着
3着ナムラクレセント⇒阪神大賞典1着


6着マイネルキッツ⇒日経賞4着
8着ペルーサ⇒日経賞2着
11着ローズキングダム⇒日経賞3着
13着トゥザグローリー⇒日経賞1着

 また、近年希に見る超スローペースでありながら、上がりが36.0秒とかかったのは恐らくこの持続力が求められる6Fスパートの影響に他ならない。

 とにかく今年の春天は『超スローペース+先頭が何度も入れ替わる展開+6Fスパート』と非常に特殊なレースだったということを強調しておきたい。

 
【レベル&今後の展望】

 今年の春天は『超スローペース+先頭が何度も入れ替わる展開+6Fスパート』と非常に特殊なレース。道中は後方でじっといていた勝ち馬ヒルノダムールエイシンフラッシュにとっては超スローペースだった前半はほとんどレースに参加していなかったぐらいで、(その間に前の馬が出入りの激しい展開でスタミナを消耗していたわけで)明らかに展開の利はあったとみていい。また、これらの馬にとっては3200mの長距離戦というよりどちらかというと(残り6Fのスパート勝負だったので)持続力的な中距離適性が問われた印象。そういう意味で、勝ったヒルノダムール・2着エイシンフラッシュともに長距離を克服したと考えるのは早計だろう。また、特に勝ち馬ヒルノダムールにとっては上がりがかかったこともプラスに作用した。ただし、今後の目標=宝塚記念へ向けては今回の持続力・中距離適性が求められた春天が宝塚記念とリンクする可能性は十分にある。宝塚記念でも早めに動く馬が多数いれば、恐らく今回と同じような結果になるだろう。

 逆に改めて長距離適性を示したのは、残り6Fから超ロングスパートをしかけながら3着を外さなかったナムラクレセント。これで長距離は③③④①③着とステイヤーぶりを発揮しており、実際に最強と言われる現4歳世代に勝つにはこの舞台ぐらいしかないのではないだろうか。

(不死鳥)
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【復習】皐月賞回顧

皐月賞回顧

【展開&ラップ分析】

 離して逃げたエイシンオスマンが作った流れは1000m通過が60.3秒と平均的な流れ。離れされた2番手以降は一見スローにも思えるが、上位入線組の上がりがそれほど速くなかったように決して直線だけの瞬発力勝負ではなかった。そのことをを示すのが、以下の過去5年平均のプリンシパルSとの比較。(ただし、時計がかかる馬場だった皐月賞の時計は補正)

  さつき

11皐月賞

過去5年平均のプリンシパルSと比較すると、テンはほぼ同じぐらいのやや緩いラップを刻んだが、5F~7Fにかけての中盤ラップが非常に締まった流れで、さすがにGⅠらしくスタミナ・底力も同時に問われたレ-スだったといえる。また、全体のラップでも前後半が【60.3-60.3=2.00.6】とバランスのとれたラップを形成していたように、極めて紛れのない実力が問われた流れだった。そういう意味で、3馬身差の快勝だったオルフェ-ヴル以下の皐月賞上位馬は距離延長のダ-ビ-でも好走が期待できそうだ。


【今後の展望】

 これまでの中山2000m⇒東京2400mなら、コ-ス替わりで求められる適性も異なり、皐月賞好走馬の凡走、皐月賞凡走馬の巻き返しがよく見られたダ-ビ-。東京2000m⇒東京2400mで行われる今年はどうだろうか。結論から言えば、今年の皐月賞組はダービーとリンクする可能性は高いとみる。まず、60年以降で皐月賞が東京開催だった年の皐月賞馬の成績を見ていきたい。

1963年メイズイ→ダービー1着
1964年シンザン→ダービー1着
1974年キタノカチドキ→ダービー3着
1976年トウショウボーイ→ダービー2着
1988年ヤエノムテキ→ダービー4着

 5頭中2頭がダービー馬になっており、5頭全てがダービーでも好走している。東京2000m→東京2400mでは求められる適性もさほど変わらず、皐月賞上位馬はダービーでも順当に好走する傾向にあるとみていい。

 また、オルフェ-ヴルが皐月賞で3馬身という決定的な着差をつけて勝ったことで、ダ-ビ-への展望も広がったと言っていい。というのも、皐月賞で3馬身差という大差で勝ったのは、あの3冠馬ナリタブライアン以来なのだから。ちなみに過去20年で2馬身半差で勝ったのは、

ミホノブルボン⇒ダービー1着、菊花賞2着
ディープインパクト⇒ダービー1着、菊花賞1着
キャプテントゥ-レ⇒ダービー、菊花賞に未出走


 の3頭。皐月賞後に骨折してダ-ビ-・菊花賞に未出走のキャプテントゥ-レを除けば、2馬身半以上の着差で勝った馬はいづれもダ-ビ-馬になっている。今後のダ-ビ-戦線を展望する上で、オルフェ-ヴルがつけた3馬身という着差がいかに決定的な着差かが分かる。これまでの牡馬クラシックの混戦ム-ドを一蹴したオルフェーヴルがダービー馬にもっとも近い存在なのだ。

ダービーは相手探し!? 

 ダ-ビ-の争点は2着争い。これを考える上で重要なポイントとなるのが、皐月賞は内・外の馬場バイアスは大きかったということ。その証拠に4角手前では失速しているように見えた逃げ馬エイシンオスマンが8着にとどまっていたことからも分かる。つまり、内を通った馬(特に先行馬)にとっては大きなアドバンテージがあったのは間違いない。そういう意味では、上手くインをついて伸びてきた2着サダムパティック、内をロスなく回って流れ込んだ3着ダノンバラ-ドよりは、不利な外枠を克服し、オルフェ-ヴルに次ぐ上がりを駆使した4着デボネア、直線では外に持ち出した5着ナカヤマナイトの方をダ-ビ-では評価すべきだろう。さすがに1着馬からは大きく離されただけに、逆転までは厳しいだろうが、オルフェ-ヴルの相手探しになりそうなダ-ビ-ではこの2頭を相手の筆頭に挙げたい。

(不死鳥)


【復習】マイラーズC回顧

マイラーズC回顧

不死鳥です。

回顧をアップするのが遅れてしまいましたが、

マイラーズCは安田記念へ向けての重要な1戦なので

お休みすることなく、回顧をアップしたいと思います。

【展開&ラップ分析】

11'
12.4-11-11.6-11.6-11.4-10.9-11.5-11.9


11'良12.4-23.4-35.0-46.6-58.0-68.9-80.4-92.3(シルポート) 
10'良12.5-23.4-34.8-46.8-58.6-69.9-81.0-92.9(リーチザクラウン)
09'良13.0-24.8-36.2-48.3-60.2-71.2-82.2-93.9(スーパーホーネット)
08'良12.8-24.1-35.5-47.2-58.8-70.0-81.2-93.6(カンパニー)
07'良12.4-23.8-34.9-46.6-58.2-69.6-80.3-92.2(コンゴウリキシオー)
06'稍13.2-24.7-36.7-49.2-61.3-73.0-84.3-96.2(ダイワメジャー)

 予想された通り、ハナを切ったシルポートが単騎で逃げた流れは半マイル通過46.6秒と決してスローではなく、平均的な流れ。むしろ過去10年のマイラーズCの中では半マイル通過が3番目に速い。ただし、ここで注意しなければならないのは離れた2番手以下の通過タイム。レース映像からの目測だと恐らく半マイルを47秒台前半ぐらいで通過しており、離れた2番手以降の集団は(逃げたシルポートとは関係なく)かなりスローな流れの競馬をしていた可能性がある。スロ-な流れで追走することになった2番手以降のグル-プは最終週とはいえ、まだ外差しが決まる馬場に変貌していなかった阪神の馬場も生かして、2着、3着が道中2、5番手による前目の決着になった可能性は否定できない。
 逆に(決してSペースではなく)離して逃げ切ったシルポートは評価したい。シルポ-トは昨年のマイラ-ズCでも半マイル通過46.8秒のペースで逃げたが、後半は失速して【46.8秒⇒47.0秒=1.33.8】の12着。今年は直線でまだ余裕があったように楽々と【46.6秒⇒45.7秒=1.32.3】をマ-クしたのだから、この馬自身のパワーアップは明らか。比較する上でそれが顕著に表れているのが中盤のラップ。昨年の4F~6Fは【12.0-11.8-11.3=35.1】とペースがそれほど上がらなかったために後続集団に一気に差を詰められていたが、今年は【11.6-11.4-10.9=33.9】と一気にペースを上げて後続との勝負をつけてしまった。それでいて最後の直線でも余裕十分に【ラスト1F=11.9秒】を刻まれては後続の馬にとっては成す術なしといった感じ。
 あとはこの馬の場合、気分よく単騎で逃げられるかにかかっていると言っていいだろう。今回の勝ち時計もコースレコードに0秒3差まで迫る1分32秒3だったように、この得意の形に持ち込むことで最大限の力を発揮でき、おそらくGⅠでも好走可能だと思わせる。


【レースレベル&今後の展望】

 マイラーズC組の今後の展望は安田記念ということになる。以下は、過去10年のマイラーズカップ勝ち馬のその後の安田記念での成績である。

勝ち馬()内はマイラーズCの半マイル通過ラップ

11'シルポート(半マイル46.6秒)⇒?着
10'リーチザクウン(半マイル46.8秒)⇒安田記念16着
09'スーパーホーネット(半マイル48.3秒)⇒安田記念7着
08'カンパニー(半マイル46.8秒)⇒未出走
07'コンゴウリキシオー(半マイル46.6秒)⇒安田記念2着
06'ダイワメジャー(半マイル49.2秒)⇒ 安田記念4着
05'ローエングリン(半マイル47.4秒)⇒安田記念17着
04'マイソールサウンド(半マイル46.9秒)⇒安田記念15着
03'ローエングリン(半マイル44.3秒)⇒安田記念3着
02'ミレニアムバイオ(半マイル45.6秒)⇒安田記念3着


 上のデータを見て分かるように、マイラーズC勝ち馬が安田記念でも好走している年は、半マイル通過が速くて上がりがかかっている年だということに気づく。反対に半マイル通過がSペースだった年の勝ち馬は安田記念で好走できない傾向にあるといっていい。

 東京新聞杯の回顧時も書いたことだが、安田記念は同じマイル戦でも、『毎年非サンデー系が上位を占め、スタミナ・底力が問われて上がりがかかる競馬になりがちなレース』。そのため、マイラーズCのペースが速くて上がりがかかった年の方が勝ち馬が安田記念でも好走できるのは納得がいく。

安田記念注目馬 
シルポート

 
 では今年の場合はどうか。今年のマイラーズCの半マイル通過タイムが45秒台のHペースなら文句なしなのだが、今年は(好走と凡走のちょうど境界にあたる)46.6秒と微妙なライン。そこで勝ったシルポートが今後の目標である安田記念で好走できるかということを検討する上で注目したいのが、今年のマイラーズCと非常に似たラップを刻んで同じく逃げ切り勝ちを収めた07'マイラーズC勝ち馬のコンゴウリキシオー

今年のマイラーズC(シルポート)

12.4-11-11.6-11.6-11.4-10.9-11.5-11.9
12.4-23.4-35.0-46.6-58.0-68.9-80.4-92.3

07'のマイラーズC(コンゴウリキシオー)

12.4-11.4-11.1-11.7-11.6-11.4-10.7-11.9
12.4-23.8-34.9-46.6-58.2-69.6-80.3-92.2

 上記のラップ・勝ち時計を比べて分かるように、どちらも単騎逃げだった点も含めてほぼ同内容の競馬だったといえる。そして、07'勝ち馬コンゴウリキシオーは次走の安田記念でも2着に好走しており、ほぼ同内容の競馬をしたシルポートも安田記念で好走できる可能性は高いと見る。また、この馬自身、(コースは違えども)ここ最近のマイルの4戦=ファイナルS(1.34.1)⇒京都金杯(1.33.4)⇒東京新聞杯(1.32.7)⇒マイラーズC(1.32.3)と1戦ごとに時計を詰めているように着実にレベルアップしている印象を持つ。もちろん、同型馬との兼ね合いが鍵だが、安田記念ではさらに1ランクアップしてGⅠ制覇も夢ではないはずだ。

(不死鳥)
 


桜花賞回顧から見るオークス展望

桜花賞回顧から見るオークス展望
           ~上がり最速馬に注目!?~


 牝馬3冠の1つ目をマルセリーナが制し、今後の牝馬路線の注目はオークスに向けてどの馬に注目すべきかということになる。過去10年でオークスにおける桜花賞組の成績は8勝2着7回3着5回と圧倒的に桜花賞組が優位にあることは間違いなく、桜花賞組の取捨がオークスの予想上でポイントとなる。ではどの馬に注目すべきか。過去20年を遡って桜花賞馬のオークス成績を調べてみると、①③⑥④①③②③③⑪②③⑫①⑦②②着と好走傾向にあることはあることは間違いないが、オークスでも1or2番人気になることを考えれば、 重視する必要はあるがそれほど妙味はないのも事実。そこで、妙味を求めるなら“桜花賞の上がり最速馬”に注目したい。

 以下で示したように桜花賞で上がり最速をマークした馬は、桜花賞で勝てなくても、その後オークスをはじめとするGIを勝つ傾向がある。

桜花賞の上がり最速馬

10'シンメイフジ      ⇒関東オークス1着
09'ブエナビスタ         ⇒オークス1着
08'リトルアマポーラ      ⇒エリザベス女王杯1着
07'ローブデコルテ          ⇒オークス1着
05'シーザリオ            ⇒日米オークス1着
04'ダンスインザムード    ⇒米オークス2着 ヴィクトリアマイル1着
03'アドマイヤグルーヴ       ⇒エリザベス女王杯1着

 桜花賞で上がり最速をマークすること自体が能力の証なのだろう。また、外回りで開催されるようになってからの過去5年の桜花賞では上がり最速馬が【1・0・1・3】 。阪神1600mにおける上がり最速馬の成績と比べると、それほど目立って活躍しているわけではない。おそらくBコース2週目でまだ外差し馬場に変貌していない馬場では外回りコースといえども、上がり最速馬が活躍できるわけではないようだ。

(参考 06'改修以降の阪神外回り1600mのレースにおける上がり最速馬の成績)

【78・50・29・89】

☆勝率        31.7%
☆連対率      52.0%
☆複勝率      63.9%

★単勝回収率      290%
★複勝回収率    211%


 そういう意味でも、オークスで注目すべきは桜花賞でメンバー中速い上がりを使いながら差し損ねた馬だ。今年の桜花賞組でこれにピッタリ該当するのが今年の上がり最速馬トレンドハンター。桜花賞はレース後にジョッキーもコメントしているように、阪神の馬場は内外の差が大きかった。(他のレースも外をぶん回した馬が伸びてこなかったシーンが多く見られた。)そういったバイアスがかかった馬場で大外から伸びてきたトレンドハンターは勝ち馬と同等以上の評価をしていい。また、血統的にも父マンハッタカフェは牝系のよさを引き出すが、牝系はブライアンズタイム×ストームキャットとダート色の強いパワータイプ。ともにペースが速かったここ2戦の内容からも、スピード・キレを生かすタイプではなく、いかにも持続力・スタミナを生かすタイプだろう。そういう意味でも桜花賞よりもオークス向きといえる。祖母に米の年度代表馬半妹を持ち、近親にはGⅠ馬ビリーヴなどがいる血統で大舞台向きなのも評価できる。オークス好走馬を多数輩出する桜花賞組ではオークス馬候補の1頭としてトレンドハンターに注目したい。

(不死鳥)


【復習】フィリーズレビュー回顧

フィリーズレビュー回顧

不死鳥です。

回顧記事のアップが遅れましたが、今年のフィリーズレビューは桜花賞を予想する上で重要と考えたので、

フィリーズレビューの回顧をしたいと思っています。

【展開&ラップ分析】

11'フィリーズレビュー
12.3-10.5-11.3-11.8-12-11.8-12.6

12.3-22.8-34.1-45.9-57.9-69.7-82.3

 逃げ・先行馬多数の組み合わせ。他馬を抑えてハナに立ったモアグレイスが作った流れは前半3F=34.1秒と少し時計がかかる馬場を考慮すれば、明らかに速い流れ。稍重発表ながら前半3Fの通過タイム(34.1秒)は過去10年で2番目に速い流れで、逃げ・先行馬には厳しい激流だったといえる。実際、ハナを切ったモアグレイス⇒15着、2番手追走のサクラベル⇒16着と大敗していることからも分かる。
 当然、差し馬向きの流れでであるとともに、距離短縮馬が1、2、4、5、6・・着と上位を独占したように、スタミナが問われるレースだったことも指摘しておきたい。

【レースレベル&今後の展望】

  勝ち馬&レースレベル
 
 勝ったフレンチカクタスは道中、中団待機から直線で外から一気に抜け出し、2着以下を1馬身1/4の着差をつけて勝利。 勝ち時計も稍重ながら1.22.3という優秀な時計で、9Rの1600万条件が1.21.9だったことからも、レース内容はハイレベルな1戦だったといえる。

 今後の展望 
 
 フィリーズレビューは本番との距離の違いもあってか、なかなか本番に結びつかない印象があるが、フィリーズレビューの勝ち馬で本番でも好走する馬はある共通点がある。

今年と近年のフィリーズレビューのラップを比較してみる。

(前半3F-後半3F)

11'稍(34,1-36.4)1.22.3 フレンチカクタス⇒?着

10'良 (35.0-35.7) 1.22.8 サウンドバリアー⇒桜花賞16着

09'良 (34.3-36.1) 1.22.4 ワンカラット⇒桜花賞4着

08'良 (34.8-35.8) 1.22.5 マイネレーツェル⇒桜花賞6着

07'良 (34.8-35.3) 1.21.8 アストンマーチャン⇒桜花賞7着

06'稍 (34.8-36.6) 1.23.1 ダイワパッション⇒桜花賞16着

05'良 (34.4-35.1) 1.21.2 ラインクラフト⇒桜花賞1着

04' 良(34.2-35.2) ムーヴオブサンデー⇒桜花賞4着


01'良(33.6-36.8) ローズバド⇒桜花賞出走せず オークス2着 秋華賞2着 エリ女2着
99'良(34.2-36.9) フサイチエアデール⇒桜花賞2着
98'良(34.1-36.8)マックスキャンドゥ⇒桜花賞5着
97'良(34.4-35.4)キョウエイマーチ ⇒桜花賞1着
95'良(34.2-36.1)ライデンリーダー⇒桜花賞4着
 
 上記のデータから見ても分かるように、フィリーズレビューの勝ち馬が本番で好走する条件は「フィリーズレビューをどんな流れで勝ったか」だろう。テンの速かった09'、05'、04'などの勝ち馬が本番でも好走しているように、レースの流れが速いレースを勝った馬は、距離延長の本番でも信頼できる。(レースラップが優秀=レースのレベルが高いと考えてよい。)また、33秒台の超激流だった01'の勝ち馬ローズバドは2000~2400mのオークス、秋華賞、エリザベス女王杯で連続2着したように、激流で勝った馬は距離が長くなっても好走できるようだ。

 では今年の場合どうか。前述のラップ分析でも書いたように、今年のフィリーズレビューは稍重ながら前半3Fが34.1秒と激流の流れで、本番でも好走するパターンの年に該当する。当然、勝ち馬フレンチカクタスは桜花賞でも好走できる可能性は高いとみる。今年の3歳牝馬路線はレーヴディソール1強の構図だが、2番手以降は非常に混戦なので、今回のレースを根拠にフレンチカクタスを桜花賞のレーヴの相手候補の1頭に挙げたい。

(不死鳥)


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