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【復習】阪神JF回顧

阪神JF回顧

 今年は例年以上に良血牝馬が揃い、レース前から大いに注目された阪神JFでしたが、終わってみたら芦毛のワンツースリ-。GⅠにおける芦毛のワンツーは94年桜花賞の1着オグリローマン=2着ツィンクルブライド以来だそうで、ワンツースリ-は史上初のこと。芦毛好きの方には堪らないレ-スとなった、今年の阪神JFでしたが、金・土曜にアップした【GⅠ特別コラム①・②】の中で、 『①人気馬3頭の取捨』で『データ上では人気馬3頭の中でダンスファンタジアは優勝に最も遠い』と断言した上で、『②阪神JFの穴馬』で2着ホエールキャプチャーを穴馬の1頭として挙げていましたから、読んでいただいた方には少しは参考になったはず。(個人的にも◎▲的中。)

 とはいえ3着ライステラスをデ-タではあぶり出すことができなかったので、なぜ好走できたかを回顧を通して検証していきたいと思います。

【展開&ラップ分析】

10'12.5-23.7-35.8-48.5-61.2-72.9-84.1-95.7(48.5-47.2)
09'12.2-23.2-35.1-47.3-59.6-71.4-82.5-94.9(47.3-47.6)
08'12.4-23.4-35.2-47.3-59.6-71.5-82.8-95.2(47.3-47.9)
07'12.5-23.1-34.4-46.2-58.1-69.6-81.1-93.8(46.2-47.6)
06'12.2-22.9-34.4-46.3-58.3-70.0-81.2-93.1(46.3-46.8)

 逃げたピュアオパ-ルが作った流れは、(3F-35.8秒、4F-48.5秒)と改修後の全5回で最も遅い流れ。前走の中山1200mでテン3Fを32.9秒で飛ばした馬だが、予想された展開よりはかなり緩い流れになってしまった。(48.5-47.2)=1.35.7と前後半で1秒以上の落差があり、改修後に行われた阪神JFでは初めての後傾ラップとなった。

 次に丁寧に今年と過去4年のラップを比べてみたい。

10' 12.5-11.2-12.1-12.7-12.7-11.7-11.2-11.6(レーヴディソール)
09' 12.2-11.0-11.9-12.2-12.3-11.8-11.1-12.4(アパパネ)
08' 12.4-11.0-11.8-12.1-12.3-11.9-11.3-12.4(ブエナビスタ)
07' 12.5-10.6-11.3-11.8-11.9-11.5-11.5-12.7(トールポピー)
06' 12.2-10.7-11.5-11.9-12.0-11.7-11.2-11.9(ウォッカ)

 今年はテン3Fの遅さに加えて、4~5Fで12.7-12.7と大きな中弛みが目立つ。06'、07'は一貫して11秒台を刻む淀みのない流れだったが、08'、09は3角~4角にあたる4F~5F目に12秒台を記録し、やや中弛み傾向。そして今年は中盤で2F連続で12.7秒を記録し一気に中弛み傾向が強まったと言える。その結果、今年は実質的にラスト3F=11.7-11.2-11.6と直線だけの競馬になった。例年よりも瞬発力が問われる度合いが高く、逆に例年よりもスタミナ・底力が問われる度合いは低かったといえる。

 その証拠に、例年ならば以下のように勝ち馬が1800mを経験をしていたのに対し、今年は1800m経験なしのレーヴディソールが勝ち、札幌2歳S(1800m)で好走していたアヴェンチュラが4着にとどまった。さらに、3着には『人気薄好走馬は1600m(以上)で勝ち鞍がある。』というデータを打ち破って、ライステラスが入った。ライステラスのような1600m未経験馬が好走できたのは、ここ数年の淀みない流れとは違い、スローでスタミナが求められにくかったため、初距離でも対応できたのだと考えることができる。(流れが違った過去4年のデータを適用できたなかったのは当然。)

06年 1着 ウオッカ ⇒黄菊賞(1800m)2着
07年 1着 トールポピー⇒黄菊賞(1800m)2着
08年 1着 ブエナビスタ⇒ 新馬(1800m) 3着
09年 1着 アパパネ⇒ 新馬(1800m) 3着

【レースレベルと今後の展望】

今年のレースレベルは?

 例年以上に良血でかつ実力のある牝馬が複数参戦し、注目されていた阪神JFだが、ラップ分析で示したように例年よりもスローで直線だけの競馬になってしまったので、お世辞にもレースレベルは高いとはいえない。以下、参考に勝ち時計を同日1000万(07'以前は前日1600万との比較)との比較でここ数年と比べてみた。

10'阪神JF(レーヴディソール)=1.35.7(1000万との差+0.8秒)
同日1000万=1.34.9

09'阪神JF(アパパネ)=1.34.9(1000万との差-0.4秒)
同日1000万=1.35.3

08'阪神JF(ブエナビスタ)=1.35.2(1000万との差+0.1秒)
同日1000万=1.35.1

07'阪神JF(トールポピー)=1.33.8(1600万との差+0.7秒)
前日1600万=1.33.1

06'阪神JF(ウォッカ)=1.33.1(1600万との差-1.0秒)
前日1600万=1.34.1


 勝ち時計的にも、ここ2年は同日1000万条件とほぼ同等のレベルだったが、今年は同日1000万の勝ち時計と比べて0.8秒劣る結果に。その原因は例年以上に流れが落ち着き過ぎたことにある。おそらく例年以上に来年のクラシックを展望できる素質馬揃い、各馬が先のことを考えた結果がSペースに繫がった感は否めない。(同日の好メンバーだったエリカ賞も1000m通過65.5秒)確かにこの底力が問われない内容では勝ち馬が過去4年のようにオークス(orダービー)に繫がるかということには疑問はある。もちろん誤解しないでほしいが、まだ先のある2歳だから、この時点でレースレベルが低い=今年の世代レベルが低いとは断言できない。

勝ち馬の評価は?

 その反面、その血統背景ゆえに脚元が心配される勝ち馬レーヴディソールにとって、直線だけの競馬になったことで大きな消耗を避けられたのは好材料だろう。レース後に福永Jが「最低限の力で勝たすことができた。」と語っていたのが印象的で、この馬にとっては一番理想的な勝ち方だったのかもしれない。とにかく無事に来年のクラシックに行ってほしい。

 なお、例年のレースレベルにない阪神JFを勝っても、来年のクラシックに繫がるのかと疑問に思う人がいるかもしれないが、この馬が勝った前走デイリー杯は予想(馬柱)でも書いたように、後の朝日杯の2・3着馬が出走していたようにHレベルだった昨年のラップ・レース内容とほとんど変わらない優秀なもので、牡馬GⅠでも勝ち負けできるレベルだったとみている。翌週の1000万条件・翌日の1600万条件の時計と比較しても、古馬1000万条件レベル以上にあったといえる。つまり、すでに前走で例年の阪神JFで求められるレベルのレースをしているのだから、この馬が能力的に足りないということはないはず。現時点では、この世代では頭一つ抜けているという評価で問題ないだろう。

デイリー杯2歳s=1.33.6(47.0-46.6)レーヴディソール 
翌日・1600万条件=1.33.1(47.2-45.9)ゴールスキー(マイルCS3着)
翌週・1000万条件=1.33.5(47.5-46.0)ミッキーチアフル

2・3着馬は??

 改修後の阪神JFの勝ち馬は同舞台で行われる桜花賞だけでなく、オークスにも非常に結びつく、いわば『出世レース』的な傾向が強いが、不思議なことに、このレースの2・3着馬は春のクラシックに結びつかない傾向がある。(3着馬に関しては出走すら厳しい。)

09'2着アニメイトバイオ⇒桜花賞8着 オークス4着
 3着ベストクルーズ⇒桜花賞・オークスともに出走できず

08'2着ダノンベルベール⇒桜花賞8着 オークス9着
3着ミクロコスモス⇒桜花賞・オークスともに出走できず

07'2着レーヴダムール⇒引退
3着エイムアットビップ⇒桜花賞7着 

06'2着アストンマーチャン⇒桜花賞7着 
3着ルミナスハーバー⇒桜花賞・オークスともに出走できず

ましてや今年の2・3着馬は、レースの流れが緩み、1600m未経験馬のライステラスでも対応できたほどなので、例年以上に『阪神JF着順=この世代のランク付け』とそのまま受け止めるのは危険なのではないだろうか。展開が違えば、今回は出遅れて脚を余した印象のアヴェンチュラらの巻き返しも十分あり得る。桜花賞やオークスを予想する際にはこのレースはそれほど参考にならないだろう。それに加えて、昨年でいえば、桜花賞2着オウケンサクラ、オークス1着サンテミリオンと阪神JF未出走組の活躍も目立つのが近年の牝馬クラシック。現時点ではレーヴディソール1頭が抜けているという評価にとどめて、それ以外の明確なランク付けをするのは今後のレースを通してだろう。

(不死鳥) 


コメントの投稿

完全な俺得レース

どうもありがとうございますw

2・3着馬は展望開けないのですか・・・。
ちょっと残念ですが、芦毛は芦毛を追いかけて走るなんて都市伝説もあるので、
レーヴディソールには先陣を切って頑張って欲しいです!

No title

完全な俺得レースw

のようですね。

 2・3着馬は、直線でカットされる不利、大外枠とそれぞれ不利もありましたが。。。う~んやっぱり展開、外人ジョッキーと恵まれた部分の方が大きいでしょうね。桜花賞ではさすがにさすがにこんなスローになるとは思えず、人気になるようなら過信はできない気がします。

あと、芦毛は芦毛でも、それが由来するはずの血統が皆違うというの面白いですね。
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